東部クリーンセンター建設計画に関して

市民団体ごみゼロアクションパート1 県・厚生省との話し合い報告

説明会に対する抗議書

東部クリーンセンタ建設予定地写真

東部クリーンセンタ建設計画撤回の要望書

東部クリーンセンター建設計画縦覧(閲覧)・意見書提出日程について

環境アセス学習会のお知らせ

東部クリーンセンター建設計画説明会・質疑応答報告

東部クリーンセンターの都市計画決定フロー

クリーンセンター建設に関する請願

東部クリーンセンター建設計画概要・10年度予算

「東部クリーンセンター地域説明会報告」・・TEACHER HIROMI さんのページへ

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豊かな自然の残る建設予定地周辺東部クリーンセンター建築予定地


要望書      東部クリーンセンター建設計画の撤回、取得地利用変更を含めた再考を求めます  1998年9月30日  所沢市長        斎藤博様  所沢市議会議長      新井隆一様  所沢市の最大課題はダイオキシン問題を含む自然環境の保全と考えます。 平成2年より東部クリーンセンター建設計画に向けて様々な角度から検討がなされたと聞いておりますが、 議会の是認協議会や説明会等を傍聴しましたが、最優先されるべき「ごみの減量化」が盛り込まれている とは思えません。また、現在ある西部清掃事業所、東部清掃事業所との整合性や将来的に、所沢市はどの ようなごみ行政を行おうとしているのかも見えません。以下の要望内容を考慮し、東部クリーンセンター 建設計画の撤回、取得地利用目的変更を含めた再考を求めます。 ○ 東部クリーンセンター建設予定地近くは、ダイオキシン類土壌調査では高濃度の数値が出ています。 また、市民の森であるカルチャーパーク予定地であり、「オオタカ」の営巣も確認されている、いわば 緑地保全地域でもあり、汚染回避が必要な地域でもあります。さらに、西部清掃事業所の改修後は、 西部・東部清掃事業所だけで、所沢市の一般ゴミの日量約280トンの焼却は可能です。300トン、 300億円もかかる東部クリーンセンターの焼却炉は不要であり、税金の無駄遣いだと思います。 鎌倉市などのようにゴミ減量を実施すれば、現在ある焼却炉さえも廃炉にすることも可能です。  東部クリーンセンター建設計画を撤回し、予定地をリサイクル施設や公園など緑地保全に基づく 土地利用にして下さい。  @ 平成14年から所沢市が実施する予定の紙のリサイクルや事業系のゴミの分別・リサイクルの    実施を含めた徹底した「ゴミ減量計画」に基づいた焼却量の試算を具体的に示して下さい。ま    た、紙のリサイクル計画実施を早めて下さい。  A 人口増加に基づくゴミ量の試算やり直しをして下さい。(今後都市部の人工は横ばいか低下す    る傾向)  B 一般ゴミ以外の産業廃棄物を受け入れるのかどうかお答え下さい。 ○ @ABに基づいて、また、ゴミ減量をほとんど実施していない現在でも西部・東部清掃事業所 の改修工事だけで所沢市のゴミ焼却は可能であるにもかかわらず、東部クリーンセンターがなぜ 必要なのか、なぜ300トンの焼却施設が必要なのか、西部清掃事業所・東部清掃事業所との整合性を 含め具体的に説明をして下さい。




縦覧(閲覧)意見書提出日程(予定)

意見書の提出について

所沢都市計画ゴミ焼却ゴミ処理場の変更にかかる都市計画案(環境評価準備書を含む)の縦覧について
対象事業  東部クリーンセンター建設事業
期間 10月22日(木)〜11月4日(水) [これは説明会であと4週間延長することを約束し ているので、12月2日までになるはず。]
ところ 市役所2階204会議室
意見提出・問い合わせ 11月4日(水)[12月2日?]必着で、規定の様式にならって都市計画課 (〒359−8501並木1−1−1/рO42−998−9192)へ、文書で提出又は郵送。

 所沢都市計画ごみ焼却ごみ処理場の 
 変更(所沢市決定)にかかる意見書


意見のある施設名
所沢市東部クリーンセンター



平成○年○月○日
所沢市長  斉藤 博  あて



住所・氏名・年齢・職業   印




意見
○○に、賛成(反対)します。


理由
○○○のため。





   (A4版縦・横書き)

   

環境アセス学習会−アセス準備書を学習しよう     時:  10月30日(金) 3:00−5:00     場所: 所沢中央公民館 研修室4号(042−926−9355)     講師: 大和田一紘氏 (法政大学講師)     資料代:500円     主催: ところざわゴミ会議(松浦642−8602)  




東部クリーンセンター建設計画説明会・報告
市民からの質問要望と、市職員の回答
1.今のままでは、説明が不十分である。説明会を地域的にやって欲しい。


2.清瀬市民にとっては、降ってわいたような話し。スライド等(環境調査等の数値)は、よく見えなかった。後でコピ ーが欲しい。それから検討したい。
コピーは用意する。

3.都市計画決定のフローは何に基づいているのか。縦覧・意見提出の期間を最初2週間といっていたのが、急にあと4週間のばすことになった。更にそれを住民への「サービス」とは、いかがなものか。

4.都市計画決定について
 市長は、議会で都市計画は「県条例に基づいて行う」といっている。県条例に基づけば、縦覧は4週間、意見提出が2週間、答えが返されて、知事の公聴会がある。県条例に基づくべきだ。


5.清瀬市の市民。10日前に所沢市からの通知で初めて知った。平成2年から計画されているのなら、もっと早く説明があってもよかったのではないか。清瀬市に来て説明して欲しい。清瀬市にはどのようにアプローチしたのか教えて欲しい。
平成2年と、去年清瀬市には話をしている。
  説明会は、要望があれば、日程を決めて行う。


6.人の健康に関わる項目として、
  酸性雨の項目がないのはどうしてか。
  →予測評価項目に関しては、県の環境影響評価にもに基づいて、県と調整して項目を決定した。その時には    酸 性雨は項目に含まれていなかった。
  平成10年2月に調査した、小中学校の喘息・アトピー調査結果は考慮しないのか。
   教育委員会のこと。初めて聞いた。知らない。資料もない。


7.焼却炉の温度について。
  ダイオキシンが減る温度は1300度以上と聞いている。説明では、850度〜950度とのこと。規制値を満たしているといわれても安心できない。本当に0を目指すのなら、規制値に頼らず、今ある技術の最高の物を造って欲しい。
ガイドラインは850度から950度となっている。


8.ゴミを減らすことは考えないのか。生ゴミの堆肥化は考えないのか。
出来る限り自家処理を促進していく方で頑張っている。


9.リサイクルを進めるべきではないか。
紙の分別は平成14年から、堆肥化の方は個人への補助金の充実を考えている。毎年枠組みを増やすよう努力  していく。不燃系のゴミをどうすべきか切実に感じている。


10.もっと市民に対して、ごみ減量のための提案・努力を訴えて欲しい。ゴミ増加の予測のもとに、大量焼却の方向   に進むのはなぜか。焼却によって起きるマイナス点を市民に訴えて欲しい。世界は脱焼却に向かっている。


11.なぜ300tなのか。ダイオキシン調査、所沢はすべての地点で0.8ピコを上回っている。ダイオキシンに汚染さ   れている現状はわかっているのか。所沢は、脱焼却のモデル都市になって欲しい。産業廃棄物処理場はどう   するのか。
100tの焼却炉3基だが、常時フル回転させるわけではない。年平均で210tになるだろう。近隣主要自治体の   焼却炉規模と比べても、そんなに膨大な物を造るとは思えない。ダイオキシン総量は、東部清掃事業所を閉鎖  することで、減るはずだ。

12.東部クリーンセンターに反対していたわけではないが、今日の説明会の進め方には反対である。
  ・税金300億円をかける事業に、市民・議会の意見が割れている。
  ・半径500m以内の住民の同意をとっているというが、600mに住んでいるエステの住民は関係ないのか。
  ・市長が県条例に基づいて進めていくと回答しているのに、それに従わないのはどういう訳か。
  ・ゴミが減っていないというのはウソ。資料ではゴミ量減っているのに、隠している。市民がごみ減量に熱心でな    いかのようにいうのはどうか。
  ・西部清掃事業所の高濃度ダイオキシン排出に関して、清掃部の謝罪がない。西部清掃事業所建設の時も、立   派な施設ですといっている。ところがあのようなことが起こって居る。
  ・ゴミ焼却炉の規模、補助金、環境負荷、燃焼時間に関してもあいまいで、説明がころころ変わっている。
  ・1年遅れると、45億円余計にかかるという説明の根拠は?
  ・資料請求に対して、引き延ばし。
  ・縦覧意見提出期間を2週間から6週間に引き延ばしたが、それを「サービス」と称し、信念がない
  ・東部クリーンセンターからのダイオキシン規制値は、0.1ng。環境影響評価準備書にある、ダイオキシンシ     ュミレーションの結果、ダイオキシンは約100万倍に薄められて最大着地地点に落ちるとあるのは本当か。豊   島の煙突は、210mで74万倍に希釈されると聞いている。
  質問:上のような計算が成り立つなら、環境中1.5ピコのダイオキシンがあるとして、東部地区には途方もないダ イオキシン類の発生源があるということではないか。
→発生源の特定は出来ていない。
  質問:ダイオキシンはどれだけ削減出来たのか。
→環境影響調査準備書では、年平均シュミレーションに0.1ngを設定し、予測している。東部清掃事業所を閉鎖することで、22分の1に削減できることになっている。今後専門家に聞いて検討する。


13.三芳町の、小中学校は、大気中ダイオキシン濃度が0.8pgを上回っており、状況は東部地区と同じ。
   現在も焼却灰が飛んできているという中で、300tを造るという。補助金が関係していることは明白。焼却によっ  て大量の塩化水素がでる。酸性雨になって地上に降り注ぐ、葉が枯れ、木が枯れ、畑の微生物、みみずが死   ぬ。酸性雨、オゾン破壊について言及されていないのはなぜか。また、高温処理によって、未知の化学物質    が発生することもありうる。このような物質は知らないうちに人体を侵す危険性がある。専門家によって安全性    を科学的に立証して欲しい。
   

14.清瀬市民。「週刊文春」に世界最悪のダイオキシン汚染地帯として所沢が出ていた。300億も出して造るのなら 、世界一の物を造って欲しい。清瀬市民は、所沢市民が出したゴミで、苦しまなければならない。ダイオキシン濃度を測定したときは清瀬市民にも知らせて欲しい。所沢まで出てこいといわないで。


15.半径500m以上の住民に対しても公害防止協定を結ぶ予定はあるか。
→公害防止協定はまだない。説明会などを開いて、話し合いを進めていくつもり。


16.クリーンセンター建設に同意した住民。ゴミがなければ、産廃も受け入れたらいいじゃないかという議員の言葉   に納得。みんな自分のところにゴミ処理場が来たら反対するだろう。それなら人の少ないところに造るんだから   いいじゃないか。今後どうなるかなどは、やってみなけりゃわからない。
   

9時になったので、時間どうり閉会。質問の手はまだ沢山上がっていました。





東部クリーンセンターの都市計画決定の流れ
[環境影響評価該当施設・・・ゴミ焼却・ゴミ処理場(処理能力200t/以上)]

都市計画案の作成(市)
環境影響評価準備書の作成(市)
   ↓
市都市計画審議会へ付議(諮問)
  |  (環境影響評価準備書を含む)
 都市計画案説明会(10/16)
  |
   | 公示及び案の縦覧(10/22〜12/2予定)
   |           (環境影響評価準備書を含む)
   |                           |
   ↓                           |専門部会による
縦覧結果及び意見書のとりまとめ −−−−→   | 環境影響評価の検討  (平成1月末〜2月初予定)      |                           |
   |               環境影響評価準備書に |            
    |                   対する意見書      |
   |                           ↓
   |                        環境影響評価書の作成(市) 
   ↓                           ↓
市都市計画審議会へ専門部会の報告(環境影響評価関連) 
   ↓
市都市計画審議会(答申)
   |   都市計画案(環境影響評価書を含む)
   ↓
県へ承認申請
   |     都市計画案(環境影響評価書を含む)
   ↓
県都市計画地方審議会へ付議(環境影響評価書の概要の報告)
   ↓
県知事承認
   ↓
都市計画決定(変更)の告示  (平成11年3月予定)
   ↓
永久縦覧(環境影響評価書を含む



所沢市都市計画審議会臨時委員
(東部クリーンセンター建設に係る環境影響評価)
構成i員
氏名
所属
専門分野

横山長之
(財)日本気象協会
参与
大気

石黒智彦
(財)日本環境衛生センター
環境工学部次長
大気

松井昌幸
東京工業大学
名誉教授
建築学(騒音)

北林興二
工学院大学
機械システム科教授
環境工学(大気悪臭・土壌汚染)

立本英機
千葉大学
衛生工学科教授
有害廃棄物処理衛生工学




所沢市都市計画審議会委員
構成員
氏名
委嘱区分
市議会議員
青木茂(自由民主党)
議会推薦

剣持義昭(日本共産党)


村田哲一(民主クラブ)


森田俊明(公明党)

知識経験者
足立圭子
生態系協会所沢支部長

市川雅巳
青年会議所理事長

金子弘
農業委員会推薦

久保田尚
埼玉大学教授

片倉利子
商工会議所推薦

関口榮
会計士(会計事務所)

中 義智
元、小学校長

増田幸枝
商工会議所推薦

村上起志次
所沢市農協組合長

市川正三
川越土木事務所長





所沢市議会「東部クリーンセンター」建設を承認!!
 
 9月25日の市議会で、早期建設を求める請願が採決され、東部クリーンセンタ建設に
関する環境影響評価の見直しを要求する請願は却下されました。投票は無記名でした。
「東部クリーンセンター新設計画に関わる環境調査などに関する件」賛成14  反対20
「東部クリーンセンターの早期建設を求める件」賛成21 反対13


 市内で最も高い大気中のダイキシン濃度を示したところに、大型ゴミ焼却施設
を建設してもよいのでしょうか。調査の結果を考慮しないとは、検査費用をどぶに捨
てたも同然です。ごみの減量と、資源化が叫ばれる中、1日300トンの
焼却量を持つ大型施設は本当に必要なのでしょうか。高性能の焼却炉が出来たとしても、
バグフィルターや活性炭のためにさらなる出費が考えられます。また、ダイオキシンを
吸着させたバグフィルターや活性炭をどのように処分するのでしょう。灰の溶融固化は、
炉の建設、維持管理に莫大な費用がかかるだけでなく、スラグの需要もな
いと言います。灰を溶融するのには灯油を使い、地球温暖化を促進することにもなると
いうことです。
  

不採択となった請願の内容、取り違えておりました。お詫びします。(管理者10/5)  請願書 件名「東部クリーンセンター新設計画に関わる環境調査などに関する件」 要旨 東部クリーンセンターの新設計画において、所沢東部地区への環境負荷の 増加が懸念される為、以下に示す対応を実施していただくことを請願 致します。 多くの産業廃棄物処理施設が林立する所沢東部地区は、ダイオキシンの大気 汚染が環境庁の汚染基準である0.8pg/Nm3を大きく上回る汚染が進行している 汚染地域です。さらに、東京-狭山線が近い将来完成すれば、一段と環境は 悪化いたします。 現在、当地域の環境改善を住民と行政が一丸となって推し進めようと努力し ているところです。この地域における東部クリーンセンターの新設を、当地 区の環境改善対策の一環として住民と行政が納得して進める為に、以下の各 項を実施していただくようお願い致します。 1.当地域が東部クリーンセンター運用に耐え得る地域であるかを判断する 為に、東西2Km、南北3Km以内の市が定めた環境影響範囲(関係地域) を対象にダイオキシンを含む環境汚染物質の現況調査を行い、将来の環      境汚染状態を正確に予測し、住民に公開する。現況調査、将来予測の実      施計画立案にあたっては、関係地域の自治会の参加を認めること。        2.環境影響範囲(関係地域)の自治会に東部クリーンセンター新設計画進      行状況に関わる全ての情報を常に公開すること。        3.住民同意を得る対象を環境影響範囲までに広げること。 平成10年2月 日 所沢市議会議長 北尾幹雄殿
こちらの請願は、今後審議される予定です。 1.件名 「東部クリーンセンターの環境影響評価手続きは 県の条例に従って行ってください」 2.請願要旨  埼玉県の環境影響評価条例(平成6年12月26日制定)は、環境影響評価調査計 画書(第6条、第7条)、l準備書(第ュ2条、第13条、第14条)の各段階におい て、公告縦覧、意見書の提出、さらに知事意見書(第16条)、公聴会の開催(第1 、7条)、評価書の公告縦覧(第19条)が規定されており、住民関係者等が意見を述 ぺる機会がより多く保証されるものであり、国の環境影響評価法(平成9年制定、平 成11年6月に施行)をも先取りするものとして高く評価できるものです。  しかしながら、現在進められている東部クリーンセンターの環境影響評価手続きは、 県条例の付則5を適用し、都市計画決定手続きの一環として建設省都市局長通知「都 市計画における環境影響評価の実施について」(昭和60年6月6日、平成8年5月 29日改正)」によって進められていると聞いております。  この中では、都市計画案と一括で準備書が公告、縦覧、意見提出され住民関係者の 意見表明の機会は1回のみとなっております。  申すまでもなく、東部クリーンセンター建設予定地を含む市東部地区は、ダイ才キシ ン類、自動車排ガス等による大気汚染の深刻な地域として、市民の不安は大変大きい ものです。住民意見反映の機会の多い県条例による環境影響評価手続きは、このよう な市民の不安に答えるためにも、また、全国初の「ダイオキシンを少なくし所択にき れいな空気を取り戻すための条例」、貴議会のごみ減量、東部クリーンセンター問題 に対する提言の精神にも沿うものと思います。  ぜひとも東部クリーンセンター建設に関わる環境影響評価手続きは、県条例に従っ て行っていただきたく請願致します。  なお、平成10年5月7日付、厚生省生活衛生局、水道環境部環境整備課長通達「廃 棄物の処理及ぴ清掃に関する法律等の一部改正について」文中にも「環境影響評価法 (平成9年法律第81号)に基づく評価書または地方公共団体における環境影響評価 に関する条例等に基づき実施された環境影響調査(生活環境影響調査に相当する内容 を有するものに限る)の結果であって必要な記載事項を満たしているものを、法に基 づく生活環境影響調査書として添付することは差し支えないこと」とあること。県環 境推進課の「都市計画決定権者(所沢市)の判断で、付則5を適用せず、県条例の内 容で行うことは差し支えない」との見解があることを申し添えさせていただきます。 平成10年9月24日





こちらは採択された請願です。
請願書
件名
「東部クリ一ンセンターの早期建設を求める件」
要旨 所沢市においては、現在ダイオキシン問題が大きな課題として市民総意を
   もって解決しなけれぱならない状況となっています。
   当市周辺には、産業廃棄物処理施般をはじめとして、多くの焼却施般が設置
   されているため、ダイオキシン類の大気中の測定結果が、環境庁の大気環境
   指針値である0.8pgTEQ/m3を上回っていると聞いております。
    この汚染状況を回復するため、法整描されたことを基に業者に対しての指
   導を強化したり、ダイオキシン類の削減のため、市独自の削滅計画をたて、早
   念に実施するとともに、市で運営している焼却施設についてもダイオキシン
   削減対策を行うぺきと考えます。このためには西部清掃事業所の改修工事は
   もとより、老朽化した東部清掃事業所の更新施般である、東部クリーンセン
   ターを早期に建設することを以下のとおり請願いたします。

1、施設規模については、300t/日以上にすること。
2、ダイオキシン類をはじめとする、大気汚染物質に対し国の規制基準より
  も低く排出抑制できる、東部クリーンセンター建設が急務であると考えま
  す。
3、東部クリーンセンターについては、景観に配慮し、周辺の環境について
  調和した施般とし、クリーンなイメージをもった施設としていただきたい。
4、東部クリーンセンターの建般にあたっては、リサイクルを促進する計画
  とし、市民や事業者に対し、ごみ問題の発信基地となるようなものとする。


平成10年3月 日
所沢市議会議長
北尾幹雄殿



東部クリーンセンター建設計画

                         
東部クリーンセンター事業計画概要(平成10年6月付 市役所資料より)
 名称:所沢東部クリーンセンター
 場所:所沢市大字日比田字峯902番地外
 敷地面積:約66,700m2(道路を含む)
 施設規模:焼却施設                300t/日(灰溶融施設)
        リサイクルプラザ        粗大・不燃・資源ごみ処理施設   88t/日
                   再生・展示施設
      管理棟及び付属施設

 公害防止自主規制値
ばいじん
(g/Nm3)
塩化水素
(ppm)
硫黄酸化物 
(ppm)
窒素酸化物
(ppm)
ダイオキシン類
(ng-TEQ/Nm3)
0.01
20
20
50
0.1(設計目標値:0.05)


その他  焼却熱を利用した発電
      温水プール(カルチャーパーク内)への余熱供給
   


東部クリーンセンター建設に伴う環境調査について(所沢市広報5月20日号より)
調査時期
夏季平成9年8月27日〜28日
秋季平成9年10月21日〜22日
冬季平成10年1月20日〜21日
             
調査地点
夏季
秋季
冬季
平均
総合運動場
0.92
0.99
0.36
0.76
安松小学校
2.5
1.3
0.55
1.5
滝の城公園
1.4
1.9
0.66
1.3
多福寺前の空き地(三芳町)
0.74
1.2
1.2
1.0
東部クリーンセンター用地南側
−−
−−
0.60
−−

                   (単位pg-TEQ/m3)
   


東部クリーンセンター建設に係る平成10年度予算    (所沢市一般会計歳出予算説明書より)
東部クリーンセンター
建設費
旅費
731(千)
普通旅費



需用費
   852
消耗品費                    379,000円
印刷製本費                    11,000円
被服費                      180,000円
食糧費                      282,000円


役務費
   886
通信運搬費                     7,6000円
不動産鑑定料                   810,000円


委託料
59,634
物件調査委託料                5,040,000円
東部クリーンセンター
施設整備計画・仕様書作成・技術評価委託料 42,000,000円
東部クリーンセンター用地除草委託料     6,000,000円
東部クリーンセンター建設に係る
周辺環境調査委託料             6,594,000円


使用料及び賃借料
 6,143
土地借料                    5,963,000円
会場借料                      180,000円


工事請負費
114,850
東部クリーンセンター余熱供給(県道横断溝)工事28,350,000円
東部クリーンセンター建設に伴う市道2−1158号線築造工事
                         86,500,000円


公有財産購入費
471,847
東部クリーンセンター建設用地購入費(土地開発公社買戻分)


負担金補助及び
交付金
    50
諸議会負担金



654,993







東部クリーンセンター
建設基金積立金
積み立て金
30,820
東部クリーンセンター建設基金利子積立


30,820





                                (所沢市総合振興計画実施計画1998〜2000より)
事業名
事業内容
年度計画


10年度
11年度
12年度
東部クリーンセンター建設事業
(東部クリーンセンター建設室)
老朽化した東部清掃事業所にかわる、
リサイクル施設をもあわせた清掃総合施設を建設する
用地買収
進入路建設
用地買収
施設建設
施設建設  
           事業費13,330百万円
     681
 3,767
  8,882








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