先日、ある方からこのようなメールを頂きました。
現在の廃棄物処理法は、廃棄物の処理処分の責任を地方自治体に
押し付けています。本来、廃棄物の原料を生産している大企業と
その大企業を天下り先として考えている中央官庁の役人(つまり国)
がやらなければならない仕事です。
したがって、住民と地方自治体が一体となって善後策を検討しなければ
ならないと思います。市長や市の職員と闘うのではなく、彼らを仲間と
して認識することが大切なのではないでしょうか?
日本の行政マンは「自己保身の術」には長けていますから、自分たちに
不都合な情報は隠蔽してしまいます。闘えば闘うほど殻のなかに逃げ
込んでしまう習性を持っていますから、住民側が余程心を開いて付き
合わないと、不毛な闘いになってしまいます。
そこで、一つの作戦として、住民側からなんらかの代替案を提案して
みる・・・というのはいかがでしょうか?その案はインターネットを通じて
全国の人たちから募るのです。
貴ホームページに「代替案募集コーナー」などを設けてみることを提案
いたします。また、行政マンからの「匿名コーナー」も設けて、彼らの
実態(窮状)を告白してもらうことなども考えてみてはいかがでしょう。
闘う相手は、「大企業」と「国」であって、「市役所」ではありません!!
この方に、「なに言ってんのよ。所沢市こんなにひどいじゃないの。」という返事を書き始めていたところ、気付きました。
私はいったい市に何を期待していたのでしょう。
市独自の対策が無理だというのなら、巨額の税金を費やした調査によって、汚染の実態を解明して欲しかった。土壌、大気の汚染が深刻だ。市民の血液、母乳からも高濃度のダイオキシン類が検出された!!子ども達にはぜん息、アトピーが急増だ。さあ、早く規制を厳しくしてくだせぃ。所沢にごみを持ち込まないようにしてくだせぃ。もうこれ以上所沢に産廃処理場の許可をおろさないでくだせぃ。焼却はしないと一言いってくだせぃ。我らが市民を皆さんのお力で救ってくだせい。とお国や県のお偉方に訴えて欲しかった!!
カルチャーパークも、お茶室(これは県か?)もなんにも要らないから、早く土壌を入れ替えて安全な土の上で子供を遊ばせて欲しかった!!
あぁ、こんなことやるわきゃないよね。やるわけないのに、やってくれると信じてた。「命がけでやる」なんていうもんだからさぁ。
私達も、「やってちょうだい」ばかりでなく考えなければいけなくなってきました。じゃあどうすればいいのかと。「ダイオキシンをなくすため」にどんな方法があるのか皆さんのご意見、提案を募集いたします。
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私達一庶民は「ダイオキシンだぁ。大変だぁ」と叫ぶしか能がありません。しかし、私の計り知れぬところで、にっちもさっちも行かない事情というものがあるようです。住民とお上との板挟みに悩む行政マンさん?突然のダイオキシン騒ぎに泣く処理業者の方?景気回復と環境保護の矛盾に気付かぬ振りをしなくてはならない政治家の皆さん?企業マンさん、お医者様、もちろん、自分たちの出したごみに今苦しめられていることを百も承知で生活変えられない私達も含めて。ダイオキシン問題の裏に潜むいろいろな事情もお寄せ下さい。
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