日本企業「信越化学」の塩ビ工場進出に反対する、アメリカ・ルイジアナ州の
環境保護団体を伴なってグリーンピースUSAが抗議行動に来日。
6/21には所沢市内の産業廃物処理場を見学、市民との交流も行った。
テレビ朝日も同行取材
グリンピースUSAのダム・スミス氏。塩ビの製造禁止を日米の国民がともに訴えていこうと呼びかけた。
一行は「止めよう!ダイオキシン汚染」埼玉実行委員会の小谷さん、湯沢さん、下羽さんの案内で「くぬぎ山」と所沢市内の産業廃棄物処理場を見学した。
水色の塀の向こうは自社処分として電線を焼却していた事もある。
「くぬぎ山」では産廃処理の許可業者の焼却に加えて、自社事業に伴って出るゴミの焼却も多い。自社処分の場合、炉の構造が「しっかり」していれば県の許可がなくても焼却が出来る。「炉がしっかり」しているというのは、焼却炉のすきまから炎が出るとか、煙と一緒に焼却灰が舞い上がるとかということがないということ。ダイオキシン対策がなされているということではない。規制の対象にならず、焼却物も、排出されるダイオキシン量も把握されない自社処分の焼却は、所沢のダイオキシン問題の盲点となっている。
右側に見える煙突は別の産廃業者のもの。
積み上げられているのは自社事業から出る建築廃材。奥の方に煙突があり、焼却もしている。この辺は建設業者などが、最初は資材置き場として農家から土地を借りて使用していたらしい。そのうち地主は土地を手放さざるを得なくなり、業者が焼却を始める・・・。以前は、雑木林の中には農家の落ち葉を積んだトラックがやっと通れるくらいの道があるだけだった。業者が資材を埋め、土を盛り、大型トラックが行き来できるような道を付けたという。
東京都の事業系ゴミを焼却処分する産業廃棄物処理業者。感染性医療廃棄物も焼却している。取材陣がカメラを向けたとたん、カーテンを閉めてしまった。
遠くからでも異臭が鼻を突く。どれだけの化学物質が煙と共に排出
されているかしれない。
この辺の産業廃棄物処理業者にはおおむね中間処理場 木くず、紙くず、繊維くず、動植物性残さ。
保管積替え 廃プラ、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、陶器くず、建設廃材。という看板が出ている。
家屋解体業者の自社焼却場。何を焼却しているのか把握できない。物置小屋が農薬とともに燃やされていたこともある。
正面奥(南方向)の木々は立ち枯れが目立つ。その直線上には市役所、航空公園がある・・・。
山とつまれたコンクリートの塊と立ち枯れの木。小谷さんの家はここからなんとたった100m先のところ。
カメラを前に信越化学の工場進出に抗議をするルイジアナ州の住民
ご意見、お問い合わせはこちらへ
info@socialproblem.com